2014年 07月 09日
「 産まれて、生きている 」・「詩」のようなもの |
押し入れの中よりも真っ暗な宇宙に浮かび
永遠に回転し続ける 大きなボールの上に
なにかを覚える事を身につけた時
ぼくが住んでるボールの上は
「記録」の海で溢れているということを知った
秩序と混乱は殆ど変わらないことも知った
そして どうやらぼくは
「ニンゲン」らしい
「チキュウジン」という宇宙人らしい
そして「ニホンジン」らしい
「ゼーキン」も払わないといけないらしい
誰かに お願いしたわけでは
ないんだけどね
いつも
ぼくは ただ
大きな 大きな ボールの上の一点に
座っているだけ
ただ それだけのぼく
そう想った時
なんだかぼくは
記憶することが面倒になった
とうの昔に
誰かが名付けていた
沢山のことを
でもね そう想った時
ぼくは
新しく 産まれた気がしたんだ
by mori-yumefusa
| 2014-07-09 03:36